2023年8月24日、日本人宇宙飛行士の古川聡(ふるかわ さとし)さんが2度目の宇宙へと飛び立ちました。
2度も宇宙へ行くことが出来た訳、今回の調査の目的である『月調査』とはどんな調査なのか調べていきましょう!
古川聡さんとは、どんな人?
POINT: 主張、結
- 1970年10月20日生まれの53歳(2023年時点)。
- 福島県いわき市出身
- 東京大学医学部医学科卒業(1989年)
- 1999年2月国際宇宙ステーションに搭乗する宇宙飛行士候補者に選ばれる。(1999年)
- 東京大学で医学の博士号取得。
- 正式に宇宙飛行士として認定(2000年)
- 2007年8月フロリダ州海底でのNASA極限環境ミッション運用訓練(en:NEEMO13)に参加。(2007年)
- 野口聡一さんがISS長期滞在員に選出された際、バックアップクルーに任命される。(2008年)
- ISS第28次/第29次長期滞在員に任命される。(2008年)
- ソユーズTMA-02Mに搭乗し約5か月半のISS長期滞在を開始。初の宇宙飛行となった。(2011年6月8日)
2度も宇宙へ行くには?
1度だけでなく、2度も宇宙へ行った古川さん。そもそも宇宙飛行士になるにはどうしたらいいのでしょうか?
JAXAの宇宙飛行士募集要項(2021年度)によると
次のすべての条件を満たす者となっています。
(1) 2021年度末(2022年3月末)の時点で、3年以上の実務経験を有すること※1。
(2) 以下の医学的特性を有すること。
- 身長 149.5-190.5㎝
- 視力 遠距離視力 両眼とも矯正視力1.0以上
- 色覚 正常(石原式による)
- 聴力 正常(背後2mの距離で普通の会話可能)
※1:修士号取得者は1年、博士号取得者は3年の実務経験とみなします。
その他に
日本国籍がある、禁錮以上の刑に処せられていない、反社会的勢力と社会的に非難されるべき関係がない者等あります。
上記の募集要項を見ると、
- 4年生大学を卒業
- 修士課程や博士号の取得(最短で2〜3年)
- 1〜3年の実務経験
- 健康な体がある
と、健康な体があっても最終学歴が短大卒の私には、受験資格も無いようです…。
JAXAの宇宙飛行士候補者の募集に応募し、採用された後もすぐには宇宙へ行く事は出来ません。
まずは、基礎訓練を修了しなくてはなりません。しかもその訓練は、およそ40歳程度まで終了しなければいけないようです。
基礎訓練とは?
- 宇宙飛行士として必要な工学や宇宙機の概要等に関する知識(イントロダクション)
- 軌道上で実施する種々の宇宙実験に必要なサイエンス関連の知識
- 軌道上で実際に操作を行うISS/きぼうのシステムの概要
- 宇宙飛行士に必要なスキル(一般サバイバル技術、飛行機操縦、スキューバ、語学、体力等)の維持向上を目的とした基礎能力訓練
JAXAの基礎訓練では、宇宙飛行士候補者は約230科目もの訓練を受け、総基礎訓練時間は約1,600時間にもなります。
JAXA資料より
宇宙という過酷な環境に行くためには、ありとあらゆるアクシデントに対応できないと命の危険がありますね。
- そんな環境でも長期間滞在する為には、上記のような厳しい訓練を受けう必要があるんですね。
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